ポケモンカード初心者の悩み
ポケモンカード初心者:「スタートデッキ100を購入してプレイしてるけど、そろそろデッキを強化したいな。でも、どんなカードをデッキに加えればいいんだろう?」
この記事では、そんな悩みを解決します。
本記事の内容
- おすすめ汎用カード:ポケモン
- おすすめ汎用カード:サポート
- おすすめ汎用カード:グッズ(ボール系)
- おすすめ汎用カード:グッズ(いれかえ系)
- おすすめ汎用カード:グッズ(妨害系)
- おすすめ汎用カード:グッズ(その他)
- おすすめ汎用カード:スタジアム
初代ポケモンカード(旧裏面)をプレイし、子育て世代になってポケモンカードに復帰した筆者が、対戦→デッキ改良→対戦→デッキ改良・・・を繰り返しながら蓄積したノウハウを公開しています。
ぜひデッキに入れたい汎用的なカードを紹介していますので、ポケモンカードを始めたばかりのあなたも、すぐにデッキを組めるようになります。
*2022年1月14日からスタンダードレギュレーションに変更があり、エキスパンションマーク「C」のカードが使えなくなりました。そのため、「D」、「E」、「F」のカードを紹介しています。
まずは手に入れたいおすすめ汎用カード
おすすめ汎用カード:ポケモン
クロバットV

特性『ナイトアセット』が超優秀な汎用カード。手札からベンチに出た時、手札が6枚になるようにカードを引く効果を持っています。
《クイックボール》、《ハイパーボール》などのボール系アイテムから、《クロバットV》を持ってくると手札を回復することができるので、便利なポケモンです。
Cレギュレーションで活躍していた《デデンネGX》がレギュレーション変更で使えなくなったため、今後は《クロバットV》への依存度が高くなると思います。
メッソン&ジメレオン&インテレオン&インテレオン


特性「うらこうさく」が強力なシステムポケモン。
《メッソン》のワザ「どんどんよぶ」を使って《メッソン》をベンチに展開し、《ジメレオン》に進化したタイミングで特性「うらこうさく」を使用して好きなトレーナーズを持ってきます。環境に多く存在する《頂への雪道》に影響されないのが人気の理由です。


《ジメレオン》は2種類の《インテレオン》に進化することができ、進化したタイミングでトレーナーズを2枚持ってこれる「うらこうさく」、毎ターン相手のポケモンにダメカン2個をのせられる「クイックシューター」から選ぶことが可能です。
最近は、メッソン4枚、ジメレオン4枚、 インテレオン(うらこうさく)2枚、 インテレオン(クイックシューター)1枚という採用枚数が気に入っています。
チラーミィ&チラチーノ


特性「やりくり」が便利なシステムポケモン。
手札を1枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができます。《チラチーノ》はルールをもたないポケモンですので、《頂への雪道》の影響も受けず、安定して特性が使えるのも強みです。
また、ワザ「なかまをよぶ」が使える《チラーミィ》が拡張パック「スターバース」で収録されたので、一層便利になりました。
ビーダル

手札が5枚になるまで山札を引けるシステムポケモン。
現環境は、ルールをもつポケモンの特性を止めてしまう《頂への雪道》が強いので、「ルールをもたないポケモン」でカードを引いてこれるシステムポケモンが活躍しています。
自分で好きなカードを持ってこれる(確定サーチできる)特性「うらこうさく」の《ジメレオン》、《インテレオン》ラインを使用するか、大量ドローができる《ビーダル》を使用するかは、デッキ相性、環境にもよりますが、 《ビーダル》は、今後長く使われるカードになると思います。
ネオラントV

山札から特性でサポートカードを1枚持ってくることができるカード。
似た効果を持った《ワタシラガV》の特性「ハッピーマッチ」はトラッシュからサポートカードを持ってくる特性なので、序盤の展開には使いづらかったですが、《ネオラントV》の特性「ルミナスサイン」は山札からサポートカードを持ってくるため、序盤の展開力がアップするでしょう。
Aレギュレーション時代に一世を風靡した《カプテテフGX》と同じ特性を持っていますが、当時とは異なり現ルールでは先行1ターン目にサポートカードを使えないという違いがあります。また、《カプテテフGX》はアタッカーとしても使えたので、《ネオラントV》に《カプテテフGX》ほどの活躍を期待するのは難しいと思いますが、十分活躍できるカードだと思います。
ヒスイ バスラオ

エネルギーなしで、たねポケモン2枚をベンチに持ってこれるワザ「むれをあつめる」が便利そうなポケモン。
2022年2月25日発売予定のバトルリージョンに収録されるカードで、後攻1ターン目にエネルギーを他のポケモンにつけつつ、《ヒスイ バスラオ》で山札からたねポケモン2体を展開できます。
最近の環境は、システムポケモンを立てるために、たねポケモンの《メッソン》、《ビッパ》、《チラーミィ》、《デルビル》などを序盤に展開するデッキが多いため、《ヒスイ バスラオ》を使うデッキも出てくるのではないかと思っています。
ヤレユータン

特性「さるぢえ」が便利な汎用ポケモン。自分の手札1枚を山札の上のカードと入れ替えることが出来ます。
《博士の研究》、《デデンネGX》の特性「デデチェンジ」で山札をドローするときに、手札の捨てたくないカードを特性「さるぢえ」で山札の上に避難させられます。
以前は、セキタンザンVMAXなどと相性が良かったのでよく使われていましたが、最近は使われるデッキが少し減った印象です。
おすすめ汎用カード:サポート
博士の研究

手札を7枚まで増やすことができる、強力なドロー系「サポート」。
手札が多いことは、自分の番でできる選択肢が多いことを意味します。また、デッキの回転が良くなるため、デッキに2~4枚入れておきたいカードです。
ソードシールドシリーズの市販デッキにも封入されているので、Vスタートデッキ、スタートデッキ100などデッキを購入して集めるのがいいと思います。
マリィ

自分がドローしつつ、相手を妨害できるカード。
「手札を山札にもどして切る。」というカードが多い中で、《マリィ》は「手札を切ってから山札の一番下に戻す。」という特殊なカードです。そのため、相手に同じカードを引かれてしまう確率が少なくなり、妨害性能が非常に高くなっています。手軽な妨害手段かつドローソースとして活躍してくれるでしょう。
1枚ずつ集めるというよりは、Vスタートデッキなどのデッキを購入して集めるのがいいと思います。
ボスの指令

相手のベンチポケモンをバトル場に引きずり出せる非常に強力な「サポート」。
ダメージカウンターが乗った状態で逃げられたベンチポケモンを倒しきるだけでなく、特性を使った後でベンチに残っている《クロバットV》、《ワタシラガV》などを倒してサイドカード枚数を稼ぐといった使い方ができます。
ボスの指令を引けるかどうかで最後の最後に勝負が決まるという場面が頻繁に出てくるくらい、勝負を分ける重要なカードです。
ツツジ

《リセットスタンプ》に代わる新たな逆転カード。相手のサイドが3枚以下の時にしか使えませんが、両者手札を山札に戻して、自分は6枚、相手は2枚カードを引くというドロー&妨害サポートです。
サン&ムーン環境後半のCレギュレーションカードで、《リセットスタンプ》というグッズがあり、逆転カードとして重宝されていましたが、《リセットスタンプ》がスタンダードレギュレーションからなくなったFレギュレーションでは《ツツジ》が登場しました。
サイドレースで負けているときに、《ツツジ》を使って手札を減らし、《頂への雪道》で相手の特性も止めてしまえば、相手の動きが止まり、逆転できる可能性が出てきます。
今後3年近く使用できると思いますので、今から2枚程度集めておくといいと思います。
おすすめ汎用カード:グッズ(ボール系)
クイックボール

ポケモンのサーチ系カード。
手札1枚をトラッシュすることで、「たねポケモン」を1枚持ってこられるため、あらゆるデッキに4枚搭載したくなる優秀なカードです。
レベルボール

HPが90以下のポケモンをノーコストで山札から持ってこれる非常に便利なボール系カード。
クイックボール以外で、ポケモンを安定してサーチできるボール系カードが少なかったのですが、《レベルボール》の登場により、色々なデッキで安定した動きが可能となります。
たねポケモン、進化ポケモンのどちらにも対応しているので、《メッソン》&《ジメレオン》、《ユキハミ》&《モスノウ》、《チラーミィ》&《チラチーノ》など、HPの低いシステムポケモンを持ってこれるので非常に便利です。
「いつでもどこでもファミリーポケモンカードゲーム」には4枚収録されているので、デザインが少し異なりますが、お得だと思います。
ハイパーボール

ポケモンのサーチ系カード。
手札を2枚捨てる必要がありますが、ポケモンを1枚持ってくることが出来ます。
どんなポケモンでも持ってこられる点が優れていますが、便利な分だけ手札コストがかかってしまうというデメリットがあります。
手札が減ってしまうので、デッキに2~3枚程度に抑えることが多いですが、ミュウVMAXデッキのように手札補充がしやすいデッキの場合は4枚投入することが可能です。とにかく便利で強力なカードなので、4枚揃えておくことをおすすめします。
スタートデッキ100には2枚必ず封入されているので、スタートデッキ100を購入するのがいいと思います。定価は790円(税込)ですので、適正価格で購入されることをおすすめします。
しんかのおこう

「進化ポケモン」用のポケモンのサーチ系カード。
登場した当初は、TAG TEAMポケモン環境だったこともあり、あまり使われていませんでしたが、VMAX環境になってきたので、このカードを採用するデッキが増えてきた印象です。
たねポケモンが場に出ていない状態で手元にあっても意味がないので、《ポケモン通信》2枚、《しんかのおこう》2枚というように、《ポケモン通信》とあわせて採用するデッキが多い印象です。
おすすめ汎用カード:グッズ(いれかえ系)
ポケモンいれかえ

自分のバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えるカード。
ポケモンカードにおける「にげる」は原則エネルギーを支払うことが必要で、1ターンに1度しか行うことが出来ません。しかし、《ポケモンいれかえ》はカード1枚でエネルギーを支払わずにポケモンのいれかえを行うことが出来ます。様々な場面で使用することが出来るため、複数枚積んでいるデッキが多いですね。
ソードシールドシリーズのどの市販デッキにも封入されているので、1枚ずつ集めるというよりは、Vスタートデッキ、いつでもどこでもファミリーポケモンカードゲーム、スタートデッキ100など市販デッキで集めるのがいいと思います。
あなぬけのヒモ

両プレイヤーのバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えられるカード。《フィオネ》と《ポケモンいれかえ》の効果をこの一枚で発揮できるという強力なカードです。
相手のバトル場に出すポケモンをこちらが選ぶことはできませんが、相手のベンチポケモンが1枚の場合は実質《ボスの指令》ですし、相手の壁ポケモンをどかすときにも有効です。
常にこのカードを意識しながらプレイングする必要が出てくるので、エキスパンションマーク「E」環境になってプレイ難易度が上がりますね。
ふうせん

「にげる」ためのエネルギーが2個ぶん少なくなるカード。
「ポケモンのどうぐ」なので、何回も効果を発揮する点が優れています。
おすすめ汎用カード:グッズ(妨害系)
うねりの扇

相手の特殊エネルギーをはがせる妨害カード。
このカードが登場した当初は、結構話題になった割には意外と使われなかったのですが、《ミュウVMAX》対策でここのところ使用率が急上昇した印象です。
序盤に使えると相手のテンポを遅らせることができるので、《ジメレオン》の特性「うらこうさく」、《オクタン》の特性「れんげきサーチ」、サポートカード《ピオニー》など確定でこのカードを序盤に持ってこれると強力だと思います。
おすすめ汎用カード:グッズ(その他)
こだわりベルト

ポケモンVへのダメージが30アップする超強力なポケモンのどうぐ。
これまでのダメージラインから30も変わってくるため、これまでワンパンされる(一発で倒される)ことがなかったポケモンがワンパンされてしまうという場面が増えてくると思います。
Cレギュレーションのカードが使えなくなり、GXポケモンがいなくなるため、ポケモンVが環境の中心に来ることになりますので、これから1年間はこのカードが活躍することになるでしょう。ぜひ1~2枚は集めておきたいカードです。
大きなおまもり

ポケモンの最大HPが「30」大きくなる「ポケモンのどうぐ」。
《タフネスマント》は最大HPが「50」アップしますが、たねポケモン(GXポケモンをのぞく)専用のため、デッキによって《大きなおまもり》と使い分けることになります。
たった「30」に思えますが、これによってギリギリ相手の攻撃を耐えきるケースも多く、1枚は入れておきたいカードです。
おすすめ汎用カード:スタジアム
あとがき
今回紹介したカードは、様々なデッキに使われるため、デッキを組むためのカードを増やしていきたい人が優先して集めておいた方が良いカードになります。それぞれのカードを一枚ずつ購入してもいいのですが、サポートカード(博士の研究、マリィ、ボスの指令)はデッキでまとめて購入した方がお得です。
「じゃあ、どのデッキを買えばいいの?」と疑問に思われるかもしれませんが、私の一押しのデッキは、ハイクラスデッキゲンガーVMAX(税込2700円)です。デッキには、博士の研究:4枚、マリィ:4枚、ボスの指令:2枚、クイックボール:4枚、しんかのおこう:3枚、ポケモンいれかえ:2枚が入っているので、このデッキをベースにして、カードを集めていくのが良いと思います。さらに、ゲンガーVMAX:2枚ゲンガーV:2枚、ヘルガー:3枚、デルビル:3枚、クロバットV:1枚、いちげきエネルギー:4枚などが入っており、いちげきデッキに必要なカードも目白押しです。ゲンガーVMAXデッキを1箱購入して、足りないカードはシングル購入すれば、かなりの低予算で環境上位デッキを組むことができるようになりますね。