ポケモンカード初心者の悩み
ポケモンカード初心者
「ポケモンカードのデッキを買ってプレイしてるけど、そろそろデッキを強化したいな。でも、どんなカードをデッキに加えればいいんだろう?」
この記事では、そんな悩みを解決します。
本記事の内容
- 最初に集めたいカード
- 慣れてきたら使いたいカード
初代ポケモンカード(旧裏面)をプレイし、子育て世代になってポケモンカードに復帰した筆者が、対戦→デッキ改良→対戦→デッキ改良・・・を繰り返しながら蓄積したノウハウを公開しています。
ぜひデッキに入れたい汎用的なカードを紹介していますので、ポケモンカードを始めたばかりのあなたも、すぐにデッキを組めるようになります。
*現在のスタンダードレギュレーションに準拠して「E」、「F」、「G」のカードを紹介しています。
デッキに入れたいおすすめ汎用カード
最初に集めたいカード
ネストボール、レベルボール、ハイパーボール



ボール系のグッズで、ポケモンを山札から手札またはベンチに持ってこれるカードです。ポケモンを持ってこないことにはゲームにならないので、ボール系のグッズは必ずデッキに入っているカードです。効果の異なるボール系のグッズがいくつかありますが、その中でもよく使われるのがこの3種類で4枚ずつ揃えておくと良いでしょう。
ネストボール
自分の山札からたねポケモンを1枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
山札からたねポケモン1枚をベンチに出すことができるカードです。ベンチに空きがないと使えないので、その点は注意が必要です。
ハイパーボール
このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。
自分の山札からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
手札を2枚トラッシュしなければ使えませんが、たねポケモン、進化ポケモンに限らず、ポケモンなら1枚なんでも手札に持ってこれる非常に強力なカードです。
レベルボール
自分の山札から、HPが「90」以下のポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
HP90以下という制限はありますが、たねポケモン、進化ポケモンに限らず持ってこれる点が便利です。
ポケモンいれかえ

ポケモンいれかえ
自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替えられる、シンプルながらも便利なカードです。
ポケモンカードにおける「にげる」は原則エネルギーが必要ですし、1ターンに1度しか行うことが出来ません。しかし、《ポケモンいれかえ》は「にげる」とは別に、カード1枚でエネルギーを支払わずにポケモンのいれかえを行うことが出来ます。
大会で活躍しているデッキにも普通に使われているカードですので、4枚集めておいて損はないです。
博士の研究

博士の研究
自分の手札をすべてトラッシュし、山札を7枚引く。
手札を7枚まで増やすことができる、強力なサポートカードです。
手札が多いと、自分の番にできることが多くなるため、試合を有利に進めることができます。また、デッキの回転が良くなって安定感も増すため、ポケモンカードを始めたばかりの方は、このカードをデッキに4枚入れておきましょう。
市販デッキにも封入されているので、スターターセットex、スタートデッキ100などデッキを購入して集めるのがいいと思います。
ボスの指令

ボスの指令
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。
相手のベンチポケモンをバトル場に引きずり出せる非常に強力な「サポート」。
ダメージカウンターが乗った状態で逃げられたベンチポケモンを倒しきるだけでなく、特性を使った後でベンチに残っている《ネオラントV》などを倒してサイドカード枚数を稼ぐといった使い方ができます。
ボスの指令を引けるかどうかで最後の最後に勝負が決まるという場面が頻繁に出てくるくらい、勝負を分ける重要なカードですので、2~3枚持っておくと良いでしょう。
イキリンコex

【特性】イキリテイク
最初の自分の番にだけ1回使える。自分の手札をすべてトラッシュし、山札を6枚引く。この番、すでに別の「イキリテイク」を使っていたなら、この特性は使えない。
自分の手札をトラッシュし、山札を6枚引くことができる特性「イキリテイク」が強力なポケモン。
最初の自分の番にしか使えませんが、場にいる限り好きなタイミングで特性を使うことができる点が非常に優秀です。そのため、《ネストボール》で《イキリンコex》を持ってきて「イキリテイク」を使うことができますし、試合開始のスタートポケモンが《イキリンコex》になってしまった場合でも、「イキリテイク」は使えます。また、手札に《博士の研究》と《イキリンコex》がある場合にも《イキリンコex》を場に出しておいてから《博士の研究》を使用すれば、片方しか使えないということもなく、大量ドローすることができます。サンムーンシリーズで登場した《デデンネGX》、ソードシールドシリーズで登場した《クロバットV》は、手札から場に出したときにしか特性を使えなかったので、《イキリンコex》の方が安定して使いやすいカードだと思います。
ネオラントV

【特性】ルミナスサイン
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札からサポートを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
手札からベンチに出したときに、山札からサポートカードを1枚持ってくることができるカードです。
ポケモンカードは、サポートカードを1ターンに一度しか使えないのですが、それはサポートカードが非常に強力な効果を持っているためです。そんな強力な効果を持つサポートカードを、手札に確実に持ってくることができる特性ルミナスサインは非常に強力な特性です。
特性を使うためにデッキに入れていることが多いため、水タイプのエネルギーが入っていないデッキにも使われることが多く、非常に汎用性の高いカードです。
このカードが入っていると、デッキの安定感がアップするので、ポケモンカードを始めたばかりの方には、是非使ってもらいたいカードです。
ボウルタウン

ボウルタウン
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の山札からたねポケモン(「ルールを持つポケモン」をのぞく)を1枚選び、ベンチに出してよい。そして山札を切る。
ポケモンカードを始めたばかりの方に、とりあえずデッキに入れておくことをオススメするカードとして、《ボウルタウン》を選びました。
自分の山札から、「ルールを持たない」たねポケモンを1枚ベンチに出せるスタジアムカードで、このスタジアムがあることで、たねポケモンがいなくなって負けてしまうという状況が起こりにくくなります。相手にも使われてしまうため、一長一短のカードではありますが、まずはこのカードをデッキに入れてポケモンカードを遊んで、慣れてきた段階で他のスタジアムカードを検討すればいいかなと思います。
慣れてきたら使いたいカード
かがやくゲッコウガ

【特性】かくしふだ
自分の番に、自分の手札からエネルギーを1枚トラッシュするなら、1回使える。自分の山札を2枚引く。
【ワザ】げっこうしゅりけん
このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン2匹に、それぞれ90ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
特性「かくしふだ」が非常に強力で、手札からエネルギーを1枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができます。
また、ワザ「げっこうしゅりけん」も相手のポケモン2匹に90ダメージずつを与えられ、サイド同時2枚取りもでき、強力なワザになっています。
「かがやくポケモン」は、非常に強力な特性やワザを持っており、全部で15種類いますが、デッキに1枚しか入れられないという制限があります。そんな「かがやくポケモン」の中でも、かがやくゲッコウガは優秀なポケモンなので、ポケモンカードに慣れてきたら、是非手に入れて使ってもらいたいカードです。
ビーダル



【特性】はたらくまえば
自分の番に1回使える。自分の手札が5枚になるように、山札を引く。
「システムポケモン」と呼ばれるタイプのポケモンで、ワザで攻撃していくタイプではなく、特性を使って手札を補充する役割があります。特性「はたらくまえば」は、手札が5枚になるまで山札を引くことができ、サポート権を使うことなく手札を増やせる点が便利です。
進化前の《ビッパ》は3種類ありますが、《ヤミラミ》のワザ「ロストマイン」で2体同時に倒されないHP70の方を選ぶか、《かがやくゲッコウガ》のワザ「げっこうしゅりけん」で倒されない特性「へっちゃらがお」の方にするか、環境次第かなと思います。
ナンジャモ、ジャッジマン、ツツジ



ナンジャモ
おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。
ジャッジマン
おたがいのプレイヤーは、それぞれ手札をすべて山札にもどして切る。その後、それぞれ山札を4枚引く。
ツツジ
このカードは、相手のサイドの残り枚数が3枚以下のときにしか使えない。
おたがいのプレイヤーは、それぞれ手札をすべて山札にもどして切る。その後、自分は6枚、相手は2枚、山札を引く。
相手の手札を入れ替えられる強力なサポートカードで、うまく使えば逆転につなげることができます。
使えるタイミング、手札の山札への戻し方、ドロー枚数がそれぞれ違うので、表にまとめてみました。実際に使ってみて、デッキにあった妨害カードを使うのがいいと思います。個人的には、後半の妨害だけでなく、序盤の手札入替にも使える《ナンジャモ》が使いやすいかなと思います。
ナンジャモ | ジャッジマン | ツツジ | |
使用条件 | 制限なし | 制限なし | 相手の残りサイド3枚以下の時 |
手札の戻し方 | 山札の下 | 山札に戻してシャッフル | 山札に戻してシャッフル |
自分のドロー枚数 | 自分の残りサイド枚数 | 4枚 | 6枚 |
相手のドロー枚数 | 相手の残りサイド枚数 | 4枚 | 2枚 |
あなぬけのヒモ

あなぬけのヒモ
おたがいのプレイヤーは、それぞれ、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。(入れ替えは相手から行う。ベンチがいないプレイヤーは入れ替えをしない。)
自分と相手のバトルポケモンをベンチと入れ替えられるカードで、相手のバトル場に出すポケモンをこちらが選ぶことはできませんが、相手のベンチポケモンが1枚の場合は実質《ボスの指令》ですし、相手のバトルポケモンをどかしたいときにも有効です。
効果は強制のため、入れ替えたくなくても入れ替える必要があり、使いこなすためには慣れが必要ですが、是非とも使いこなせるようになって貰いたいカードです。
すごいつりざお

すごいつりざお
自分のトラッシュからポケモンと基本エネルギーを合計3枚まで選び、相手に見せて、山札にもどして切る。
トラッシュのポケモン、基本エネルギーを山札に3枚まで戻すことができる便利なグッズです。
1枚しか入れていないポケモンを使いまわすことができたり、エネルギーが枯渇しそうなときに山札に戻せたりと、ゲーム終盤で活躍するカードです。スカーレットバイオレットシリーズでは、進化ポケモンが主流のデッキが多く、トラッシュからポケモンを戻したい状況が増えてくると思いますので、是非持っておきたいカードです。
こだわりベルト

こだわりベルト
このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトル場の「ポケモンV」へのダメージは「+30」される。
ポケモンVへのダメージが30アップする超強力なポケモンのどうぐ。
スカーレットバイオレットシリーズでポケモンexが登場しましたが、しばらくはポケモンVの活躍が続きそうですので、ぜひ1~2枚は集めておきたいカードです。
あとがき
今回紹介したカードは、様々なデッキに使われるため、デッキを組むためのカードを増やしていきたい人が優先して集めておいた方が良いカードになります。長く使える汎用カードを中心に紹介しましたので、ぜひ初心者の方は、これらのカードから集められるのがいいと思います。
また、どのタイプのデッキでもよく使われる汎用カードを別記事で紹介していますので、良かったら参考にしてみてください。